どーも!にーにんです!
『高野結史』さんの『奇岩館の殺人』を読みましたので簡単あらすじ・感想をまとめたいと思います
まだ読んでいない方は本記事の途中まで、読み終わった方は最後まで読んでいただければ!と思います
ネタバレの部分は【ここからネタバレ】とわかるようにしてます
前半はネタバレなしでまとめています
まだ読んでいない方は読むかどうかの判断材料の参考にしていただけたら幸いです!
もう読み終わった方は振り返りと感想の共有のために最後に少しネタバレを載せました
私自身のプロフィールはこちら!「寝る前のミステリー」が習慣です!
読もうと思った理由
本屋をぶらぶらと回っている際に、
無人島のミステリーもの!ということで購入しました
クローズドサークルが好きなんですよね笑
無人島とか辺鄙な館とかそういうところで起きる殺人、と謎解きが大好きです!
あらすじ概要
本書のあらすじです
孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の青年・佐藤。到着後、ミステリーの古典になぞらえた猟奇殺人が次々起こる。
Google booksより
それは「探偵」役のために催された、実際に殺人が行われる推理ゲーム、「リアル・マーダー・ミステリー」だった。
佐藤は自分が殺される前に「探偵」の正体を突き止め、ゲームを終わらせようと奔走するが……。
主人公は「佐藤」という名前で名乗るよう言われた青年
とにかく、島での日常・物語に無関心でいること、との指示のみされ物語を進めていきます
訪れた館で殺人事件が発生し、違和感を察した「佐藤」は物語を終わらせようと奔走します
感想(ネタバレなし)
探偵ゲーム
無人島で行われているのはミステリー小説にちなんだ『探偵ゲーム』
応募者は『探偵』に扮することができ、実際に起きた殺人事件を解決するもの
いわゆるヤラセですね!
運営側がミステリー小説の内容を考え、それに合わせて殺人事件が起きる
誰が殺されるか、誰が犯人か、も全部決まっている!
知る人は知っている「カイジ」のような世界観です!笑
しっかりクローズドサークル
その探偵ゲームは無人島で行われます!
そう、逃げられない
しっかりクローズドサークルです
この中で誰が犯人か誰が探偵か、
巻き込まれた『一般人』の「佐藤」は推理していきます!
クローズドサークルは密室殺人や他に犯人がいない殺人事件のことを言います
読んでいて推理が楽しめます
最後もスッキリ!
・探偵は誰か
・この闇バイトの目的は
小説を読み進めながら自然と抱くこれらの疑問に対して
最後はスッキリ解決します
物語の全貌が見えた時、自分はどっち側になりたいと思うのでしょうか
想像しながら読んでいくと楽しい物語です
ネタバレなしまとめ
評価(著者の身勝手な評価です!)
クローズドサークルもので、探偵ゲームという新しい視点
楽しく読ませていただきました
ただ期待を一歩越える感はないかな、というのが正直な感想です
誠に勝手な評価ですが星3つの評価です
★★★☆☆
※ここからネタバレ(まだ読んでいない方は注意!)
最後にネタバレとして本書のトリックと感想を記載したいと思います
トリック
殺人事件は有名小説になぞらえて起こります
私は一つ一つの有名なトリックに明るくなかったですが詳しい人はすぐ分かるはず
そして、探偵や関係者も
みんな、役者さん・・・
殺される人だけは身辺が定まっていない人
「佐藤」もその1人でバイトしながら生きており、仮にいなくなっても周りが探さそうな男
「佐藤」は殺されまいと探偵を探して佐藤は奮闘する
でも、なんと「探偵」は殺されていた
探偵を殺したのはその父親
そして、そのまま終わるかと思いきや、犯人役が返り討ちにあい死んでしまう
探偵も犯人もどっちもいないことで、
スタッフは大慌て
なんとなくその矛盾に気づいた「佐藤」です
島では探偵ゲームを観覧するお客たち多数
最後は、その観覧の場を見つけ出し、物語を暴きます
運営に優秀な「自分」を売り込んで雇ってもらうことで生きながらえる
というストーリーでした!
ネタバレあり感想
正直、最後のほうは
なんか漫画でありそうな感じでした
「探偵」が死んでいるというオチは、新しい感じ
でしたが、
・観覧者がいて物語を楽しんでいるところとか
・大富豪のゲームとか
なんかよく聞く感じでした
もう一つ先のネタがなかった印象です
こういう探偵ゲームみたいなのは最初は面白い感があるがその後が続かなかった印象ですね・・・
でも映像化しても楽しめるだろうなとは感じました!
以上です!
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